オンコの実(イチイ)の甘い誘惑と毒
今週のお題「植物大好き」
北海道の田舎に住んでいたので、植物に触れる機会に溢れていた子供時代
帰り道の食べれる植物がある場所、はコンビニすらない田舎の子供にとって、インプットすべき情報だ
紫色の花は蜜が多い、とかこの場所には木苺がなっているとか、大人の知らない情報網が構築されていた
タイトルのイチイは、生垣によく使われており、夏から秋にかけて安定して採れるポピュラーな果実で
真っ赤な実でびっくりするほど甘い
大人になって、オンコの実は本州で”イチイ”と呼ばれていることを知った
大人になって知ったタネと毒のこと
植物図鑑(有川浩)という小説を読み、ふと子供の頃に食べた甘い果実を思い出した
- 作者: 有川浩
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どうやら関東では、あまり知られてないらしい
コンビニでおやつとか買えるし、そもそも生垣にはあまり使わないかな…って思いながら調べると
しかし種子には有毒・アルカロイドのタキシン(taxine)が含まれている。種子を誤って飲み込むと中毒を起こし、量によっては痙攣を起こし、呼吸困難で死亡することがあるため注意が必要である。イチイのタキシンは果肉を除く葉や植物全体に含まれる。
まじか…!
確かにタネは吐き出していた
おんこの実はぬるっとした舌触りなんだが、タネの表面は苦いので、美味にぬるっとした膜を残しながら吐きすてるのだ
それをうっかり噛んでたら…と思うと、ちょっと怖い
因みに地方によっては、お酒にするみたい
確かにあの、甘みと色はお酒にぴったりだなって思う
でも毒があることを知ってしまったからには、もう挑戦できなさそう
植物好きにお勧めの本
オンコの実を調べるきっかけになった植物図鑑
野草を採るシーンがあるのですが、採取する際に食中毒などの危険性にも触れています
とても読みやすく切なくなる、読み終わったらイケメンの料理好きが落ちてないか探してしまう一冊
- 作者: 有川浩
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過去記事でも紹介した、リトル・フォレスト
東北の農業や自然のことが書いてあり、田舎暮らしに憧れる人にぴったり
- 作者: 五十嵐大介
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- 発売日: 2004/08/23
- メディア: コミック
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全1巻で終わってしまいましたが、お嬢様サバイバル的な
狩猟の方が多いんですが、野草を採るシーンもあります
欲を言うなら、もう少し深堀してほしかった・・・
- 作者: 山田いぶき
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