ネコグラマの日常と家計簿

プログラマ ⇒ハンド名作家 ⇒フリーランスプログラマ ⇒会社員(予定)

すべてがFになる/森博嗣

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」

色んな本に影響されまくりなんですが

ちょうど8年くらい前に、とある男性から勧められたのがこちらの本

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&M

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&M

元々、自分はすこし変わった考え方をすると自負をしていたし、コンプレックスに思っている部分があった

その”すこし変わった考え方”は他の人からの反応が怖くて、出来るだけ見せないようにしていたんだけど、これを読んでからあまり気にしなくなった

と、自分語りをしても仕方ないんですが…

どう影響されたのか?

普通の人と違う…主に理系っぽいところですね

例えば、恋人との喧嘩にはホワイトボードを取り入れたい(情報共有にはbacklogがいいな)、とか合理的で良いなって思うんですが、たいていの人は微妙な反応をしますw

死ぬことは絶対辛い、子供は無垢で純粋、とかナイーブな話になっちゃうんですが、周りの大人ってそれが当然!って言うじゃないですか

でも、それって思考停止なんじゃないかな?

子供だから無垢って決めつけに違和感ないのかな?

大人でも子供でも、無垢は人はそうだし、不純な人だっているでしょう?

まぁそう思っていても、それを口に出したら変な目でみられるのは分かっているし

私の考えがおかしいんだと思って、奥に押し込めてたんです

この本を読んだときに『あ、思考が似ているかも』って思ったのが、小さなことだけど、大きな変化になりました

仕事や友達付き合いで、ちゃんと自分の考えを言えるようになったきっかけだと思っています。

もちろん内容も面白い

理系ミステリーと言われている小説で、ドラマ化もされたしノイタミナ枠でアニメ化が予定されています

講談社メフィスト賞は、すべてがFになるの作者である森博嗣さんをデビューさせるために作られた、という噂もw

ミステリーなので、トリックとか伏線とか多いんですが、鮮やかだなっていうのが感想です

あとシステムのお話とかもでてきますし、タイトルの『F』も意味も理系の人なら想像がつくかもしれません

キャラクターの魅力

実はシリーズもので、すべてがFになる以外にも何冊かあります

SMシリーズと言われていて、すべてミステリーです

個人的なお勧めはこちら

封印再度 WHO INSIDE S&M

封印再度 WHO INSIDE S&M

作者はN大学教授

小説読んでたら、全然伏字の意味ないんですが・・・w

すべてがFになるを書いている頃は、現役の教授だったと記憶しています

とても筆の早い人で、ミステリーから恋愛小説まで沢山の小説、エッセイなどを出版しています

スカイ・クロラは映画化もされました

教授をやりながら、小説書きつつエッセイも…一体どれだけの文字を書いているんでしょうか

沢山買い漁ったんですが、まだすべては読みきれていません

私が1文字読むスピードよりも、森博嗣さんが1文字描くスピードのほうが速いのかもしれません

本質を見通す100の講義

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毎日は笑わない工学博士たち―I Say Essay Everyday (幻冬舎文庫)

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漫画の紹介

すべてがFになる (バーズコミックススペシャル)

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黒猫の三角 (あすかコミックスDX)

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特に好きなのが黒猫の三角

漫画家の皇 なつき(皇 名月)さんが絵が原作をマッチしていて、お気入りです

アニメが楽しみ

まさか出会って何年も経ってから、アニメ化するとは思っていなくて

とっても楽しみ!

今期のノイタミナ枠だった乱歩忌憚も楽しかったので、期待してしまいます